川平内科緊急情報のブログ
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4月になりました
だいぶ暖かくなりましたね。
体重や食事の自己管理について何回かに分けて書きます。
透析は体に溜まった余分な水分や老廃物を取り除く医療です。水分を取り除く量はドライウェイトという「体に余分な水分がない状態の体重」より増えた分です。
水分を急に取り除くと体に負担がかかるため、透析間にあまり体重が増えないように自己管理が必要です。体に水が溜まりすぎた状態や高血圧が原因の合併症も心配です。
尿が出ない透析患者さんにとっては「体重管理=水分管理」です。体重管理は日々のちょっとした心構えと小さな我慢の積み重ねです。決まった時間に3食をきちんと食べ、間食を控える習慣も同様に大切な秘訣です。
また、食べると同じぐらいに出す(排便)方もしっかり習慣化しましょう。食べたものや水分量を記録するのも習慣化のきっかけづくりとしておすすめです。
透析を始めると多くの方は尿の量が急に減り始め、尿の量が減った分だけ厳しく水分制限に取り組む必要があります。導入当初は上手くいっていても、気を抜かずに管理を続けましょう。
3月15日0時14分の地震について
患者様へ
3月15日0時14分に発生した地震(青葉区震度4)で現状では大きな損傷はありません。何か異常があれば、災害ブログにお知らせします。
入院患者様ご家族へ
全員無事ですのでご安心ください。
3月になりました
今回は、日常生活でのシャントの守り方についてです。
シャントトラブルを起こさないために、日々の生活で気を付ける点を書きます。
①毎日観察する。
傷や腫れ、皮膚のトラブルがないかよく「視る」。
異常がないか「触る」。
シャントの音を「聴く」を、日々の習慣にしましょう
②シャントを正しく使う。
同じ場所ばかりを穿刺すると、皮膚が盛り上がったり止血しずらくなったりするので、なるべく場所をずらして穿刺しましょう。
③圧迫を避ける。
シャントがある腕にバッグをかけたり、腕時計をつける。ぶつける、叩くなど、シャントの血流を遮る行動は避けましょう。荷物を持つのは問題ないです。
透析後はなるべく手で止血する方が効果的です。テープで巻く場合は早めに外しましょう。
④清潔を保つ。
感染を起こさないよう、清潔を保ちましょう。透析終了後、当日のシャワー、入浴は避けましょう。止血に使った絆創膏は翌日には取り除きましょう。