川平内科緊急情報のブログ
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6月になりました
初夏ではありますが、暑い日も多いですね。
体調に気をつけていきましょう。
さてそんな暑さでも透析室では、臨床工学技士さんが活躍しています。
しかし、透析を導入してはじめて臨床工学技士の職業を
知った方も多いのではないでしょうか。
本日は臨床工学技士について書いてみたいと思います。
〈臨床工学技士とは?〉
医師の指示の下、人工呼吸器や人工透析装置、
人工心肺装置など、生命を維持するための装置を
操作し、その保守と点検を行う専門職である。
どうして臨床工学技士を目指したのかスタッフに聞いてみました!
・医療系を目指していて、高校の教諭に今後活躍する
臨床工学技士をすすめられたから。
・高校の職場体験で、活躍している技士さんを見て
憧れたから。
など。。。
頼もしいスタッフがそろっています。透析に関する知識も豊富ですので、
何かありましたらぜひお声がけ下さい。
令和元年6月1日 12:20
令和元年5月となりました
只今GWまっただなか。元号も令和に変わり、いつもと違うGWのような感じもしますね。
さて、今回はオンラインHDFについて書いてみます。
<血液透析(HD)とオンライン(透析液にラインをつないで置換液を作る)HDF(Hemo dialysis filtration)って何が違うの?>
HDFとは血液透析に濾過を加えた治療法です。もともと腎臓では、血液に血圧という圧力をかけ、腎臓というフィルターで濾過を行い、余分な水分や
老廃物を取り除き、血液をきれいにしておしっこを作っています。
HDFでは濾過する量を増やして補液をすることで大きな毒素をより多く取り除くことができます。
イメージとしては、浮き輪の穴とほぼ同じ大きさのおなか周りの人が浮き輪から出るには、浮き輪を手で押し下げますよね。
そのように穴の大きさに近い取り除きたい物質を濾過という力を血液透析よりいっぱいかけることで取り除く治療法が
HDFなのです。
オンラインHDFは、血液透析だけでは抜けにくい老廃物を取り除くことができます。
わからないことなどは、スタッフに声掛けください。
令和元年5月1日 16:50
4月になりました
桜の開花のニュースも聞き始めました。
仙台の開花は明日の2日が予想されています。楽しみですね。
先月は腎臓のはたらきについて振り返ってみました。
今月は血液透析について書いてみます。
血液透析とは、体外で人工腎臓(ダイアライザー)を使って血液中にたまった老廃物を取り除き、水や電解質のバランスを整え、きれいになった血液を再び体に戻すことをいいます。
透析に要する時間は1日4~5時間、週3回が基本となります。
<なぜダイアライザーを通すと血液がきれいになるの?>
ダイアライザーは中空糸と呼ばれるストローのような形状の半透膜が約1万本の束になています。
この半透膜のストローの内側を血液が、外側を透析液が通っています。
半透膜には小さな孔が空いていて、孔を通ることができる血液中の老廃物や余分な電解質が、半透膜の外側を流れる透析液の方に流れ出し、老廃物が除去され、電解質のバランスが整うのです。
通常の腎臓は24時間365日稼働しています。
人工透析だけでは腎臓と同じ働きをすべて行うことはできません。
そのため、薬物療法や食事療法、自己管理の注意が必要となってきます。
何かありましたら医師、看護師、栄養士などスタッフに相談してくださいね。