川平内科緊急情報のブログ
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10月のブログ
今回は、透析中に災害が起きた場合の心得と行動について書きます。
≪心得≫
まず落ち着いてください。一人がパニックになると、周りまで不安になってしまいます。慌てず、スタッフの指示に従いましょう。
≪行動≫
①地震の場合、ゆれがおさまるまで待ちます。大体の地震は1分程度でおさまります。
その際 ・針が抜けないように、血液回路を握ります。
・落下物から身を守るために、毛布を頭からかぶります。
・ベッド柵にしがみつき、ベッドから落ちないようにします。
ゆれが落ち着いたら、慌てず、スタッフから指示があるまで待ちます。
②停電の場合も、透析の機器はバッテリーでしばらくは動きますので、慌てないでください。
③透析中止の指示が出たら、作業はすべてスタッフが行います。自分の順番が来るまで待機してください。作業が終了後、避難します。
④避難する場合は、怪我防止のため必ずスリッパを履いて避難します。スタッフの誘導に従って、北側駐車場に避難します。
⑤避難場所で安否を確認します。また、穿刺部や傷の手当ても行います。次の透析の指示確認をしてから帰宅となります。
※被害が最小となるよう、ご協力ください。
9月になりました
前回から災害時に対する心得を書いています。
大災害時は、すぐに透析は出来ません。
普段から、いつ災害が起こっても大丈夫なように、体重の増加には
気を付けておいてください。
自分の透析条件は分かりますか?
毎月初めにお渡ししている検査データの左下に、透析条件の記入
があります。透析に関する内容は変更することがあるので、毎月
新しい検査データを携帯してください。
《透析室の避難経路について》
朝透析の方は、透析室の中央から半分に分かれて、透析室入り口と
機械室側の2か所から避難します。
2部・夜透析の方は、機械室側1か所のみから避難となります。
火災などで避難経路が通れない場合は、状況に応じスタッフが
避難誘導します。
第一避難場所は北側駐車場で、第二は川平小学校と
なります。
《災害時、透析を受けていない時の対応》
透析を受けられるまでの間、カロリー不足を極力防ぎましょう。
避難所に避難した場合、医療救護所の医師や看護師に
透析を受けていること、次回の透析予定日を伝えましょう。
震度4以上の地震発生や、台風、大雪などで交通に乱れが生じる
恐れがある場合、このブログで当院の状況や情報を
記載します。指示をご確認ください。
《当院で透析が出来ない場合》
ライフラインがストップし、透析ができなくなった場合、他施設で
透析を受けることになりますが、混乱を避けるため、
個人で他施設へ行ったり、連絡はしないでください。
当院が他施設での透析予約をまとめてとります。
透析日時、時間、場所が決まり次第、このブログでお知らせします。
8月になりました
今年度は新型コロナウイルスの影響を考慮し、災害訓練を中止とさせて頂きました。
災害訓練でお話ししたかった内容を、ブログを通じて数回に分けて書きます。
今回は『災害時に対する心得』についてです。
皆さんにお渡ししている、災害のしおりの1ページにも記載されている内容ですが、改めて確認をお願いします。
【災害時に対する心得】
①安全の確保:自分の身は自分で守る
家庭、職場、医療施設など日常生活の行動範囲の場で、健康保険証を携帯し、常備薬(災害用薬)を確保しておきましょう。
非常時の持ち出し品(障害者手帳、ラジオ、タオル、懐中電灯、硬貨など)を用意し災害への用意をしておきましょう。
②市町村の災害対策の把握
防災に関する相談窓口や指定避難所、広域避難場所を把握しておきましょう。
③通院・移動方法の検討
大規模災害は電車、バス、車は利用できないことを考慮して、避難場所、当院への移動方法などを考えておきましょう。
④家族との連絡について
普段から家族と災害時に備えての会話をしておきましょう。
万一に備えて災害時の避難場所、連絡先について確認しておきましょう。