川平内科緊急情報のブログ
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9月になりました
宮城県もコロナ感染は収まらず、緊急事態宣言中ですね。
日頃から感染対策はしっかりされていると思いますが、引き続き気を付けていきましょう。
さて、今回はインタクトPTH(i-PTH)について書きます。
副甲状腺から分泌され、骨代謝をコントロールするホルモンです。
カルシウム(Ca)が低値、リン(P)が高値などによりPTHが増加します。逆にカルシウム(Ca)が高値で減少します。
PTHが100以下では骨に弾力性がなくなり、骨折しやすくなります。PTHが300以上でも骨が弱くなり、骨折しやすくなります。
カルシウム(Ca)、リン(P)の摂取量に注意してPTHを上げないようにしましょう。
8月になりました。
今回はP(リン)について書きます。
たんぱく質の摂りすぎは尿素窒素(BUN)やリンの上昇につながります。
逆に不足すると栄養状態が悪くなり、抵抗力が弱まります。
自分の体格に合った適量のたんぱく質を摂ることが大切です。
たんぱく質摂取量は尿素窒素(BUN)で推測でき、透析前80以下が理想です。
リンは6以下を維持しましょう。
【リン制限のポイント】
・過度のたんぱく質摂取をしない。
・カルシウムが多く含まれている食品(乳製品、洋菓子、小魚)や種実類には、
リンが多く含まれているため、摂りすぎや摂取頻度には注意が必要。
・加工食品には、添加物としてリン酸化合物が含まれているため、可能な範囲で加工食品の
摂取は控え、新鮮な食品で調理を行うようにしましょう。(塩分も多いです)
・リン吸着剤の内服はタイミングを逃さずに行う。食べ物が胃の中にあるうちに内服する事で
食べ物と混ざり、リンの体への吸収を防いでくれます。
7/27(火) 12:05配信
本日の夜間透析は通常の透析開始時間で行います。お気をつけてお越し下さい。