今回はQOLについて書きます・

QOLとはQuality　oｆ　Liｆｅの略で、生活の質を表す用語となります。

透析と上手に付き合い、どこかで折り合いを付ける必要もあるかもしれませんが、

自分が望む生き方、生活をあきらめないことが、生活の質を保つコツです。

安全に長く透析を続けるために、全身に現れるさまざまな合併症を防いだり進行を遅らせるための自己管理と、

気持ちのコントロールを身に着け、自分に合った治療（透析を受ける長さや通院する時間帯など）を選びましょう。

3月末に仙台でも開花宣言があり、桜が開花しているところも増えてきました🌸

今回は吸着剤について書きます。

カリウムを減らすカリメート、アーガメイト、ケイキサレート、リンを減らすフォスブロックなどはイオン交換樹脂なので吸収されずに腸内で膨潤して便秘になります。カルタンはカルシウム剤なので便が硬くなり、やはり便秘となります。

いずれもカリウム、あるいはリンが吸収される前に胃袋の中で食物と混ざらないと効果がでないので、食事前～あるいは食直後の内服を厳守する必要があります。

ホスレノールは便秘にならないが、細かくかみ砕かないと効果が半減します。

今回はステロイドについてです。

代表的なものは、プレドニン・リンデロン・マイザー・アンテベート等です。

即効性があり、効果も大きいのでよく使用されますが、副作用も大きいので長時間の使用には、十分注意が必要です。

副作用としては血糖上昇、免疫力低下などが有名ですが、骨や皮膚の萎縮、動脈硬化など老化を早めてしまう可能性もあります。

例外的に喘息でのステロイド吸入薬や鼻炎でのステロイド点鼻薬は極めて微量なので、長時間使用でも問題にはなりません。